2011年03月28日
安部オール島を漕ぐ
はじめに。
東日本大震災の被害にあわれた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます・・・・・・。

久しぶりに海へと出ました。
安部(あぶ)の海に漕ぎだして間もなく、パドルを漕ぐ手をとめ、持ってきた神棚の塩で心からのお清めをいたしました。
「津波で亡くなった方々の尊い命が、せめてその御霊(みたま)だけでも無事家族のもとに帰れますように・・・」
僕には神通力など全くありませんが、せめて・・・という気持ちで思いを込めて祈りました。
津波の被害にあわれた方にとっては海は憎い存在なのでしょう・・・・・・。僕が同じ立場ならば、同じように海を恨んだり、憎んだりすると思います。けれども僕は人間の文明をのみ込んで汚れてしまった海も何だか不憫に思えて仕方ありません。
「海も、もと通り綺麗になりますように・・・」
さて安部オール島を目指して、風裏になる海岸線を目指します。「オール」とは青い・・・という意味。青い場所はすなわち神様に近い場所の様な意味合いだったと思います。だから、昔の風葬跡があちらこちらにあり神聖な雰囲気さえ漂っています。

今回初めて使用したルアー

安部オール島の南側の海域は風裏で穏やか・・・。小さな無人島ですが大きな岩が点在しなかなか迫力のある景観です。島の周囲には満潮になれば無くなってしまいそうな浜がほんの少しだけあります。

太陽が顔を出せばこの海域は本当に素晴らしい青だという事がわかるのですがあいにく曇り。それでもこの海と島のコントラストは素晴らしい。やっぱり昔の人が神様がいると言ったのにふさわしい場所です。

リーフの切れ間にはクラゲの大群・・・。
あまり好まれない状況かもしれません。このクラゲはどんな種類なのでしょうか?カツオノエボシ?ハブクラゲ?いずれにしろ、夏になったら安心してこども達と綺麗な海で泳がしてやりたい。

新しいルアーで大きいイシミーバイやトラギス、エソなどがちょこちょこ釣れました。大きいイシミーバイだけお土産して後はリリースです。

面白い奇岩が続くこの海岸線・・・。疲れた精神を癒すにはぴったりのツーリングです。
最近は仕事が忙しく、気持ちが満たされていなかったので本当に良い時間になりました。
座禅は「無」を味わうものなのでしょうが、こうした遊びは人間が自然そのものであることを思い出させてくれるので僕にはやっぱり必要です。

美しい浜も点在しますが其処に立ち入るのはためらわれます。
四角く切り出された岩肌は、昔無くなった家族の亡骸を安置する聖域だったに違いありません。肉体を自然にさらし、鳥や虫や、海の生き物に還す。風葬という古い儀式を僕は昔知った時には随分驚きました。けれども今はその形が一番自然なのかもしれないと感じています。
「野辺の送り・・・・・・」という内地の土葬の習慣のことを学生の頃授業で聞いたことがありますが、それを思い出す光景です。

僕のお気に入りはこの岩肌にぽっかり空いたこの穴。波に洗われるたび穴から潮が流れます。
この場所に来る時のひそかな楽しみです。
心の栄養を満たすことができ、明日からまた保育園の子ども達や家族の為に頑張りたいです。
そして、被災にあわれた方の為に出来ることは何か、これからも家族と一緒に話して行きたいです。
東日本大震災の被害にあわれた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます・・・・・・。

久しぶりに海へと出ました。
安部(あぶ)の海に漕ぎだして間もなく、パドルを漕ぐ手をとめ、持ってきた神棚の塩で心からのお清めをいたしました。
「津波で亡くなった方々の尊い命が、せめてその御霊(みたま)だけでも無事家族のもとに帰れますように・・・」
僕には神通力など全くありませんが、せめて・・・という気持ちで思いを込めて祈りました。
津波の被害にあわれた方にとっては海は憎い存在なのでしょう・・・・・・。僕が同じ立場ならば、同じように海を恨んだり、憎んだりすると思います。けれども僕は人間の文明をのみ込んで汚れてしまった海も何だか不憫に思えて仕方ありません。
「海も、もと通り綺麗になりますように・・・」
さて安部オール島を目指して、風裏になる海岸線を目指します。「オール」とは青い・・・という意味。青い場所はすなわち神様に近い場所の様な意味合いだったと思います。だから、昔の風葬跡があちらこちらにあり神聖な雰囲気さえ漂っています。

今回初めて使用したルアー

安部オール島の南側の海域は風裏で穏やか・・・。小さな無人島ですが大きな岩が点在しなかなか迫力のある景観です。島の周囲には満潮になれば無くなってしまいそうな浜がほんの少しだけあります。

太陽が顔を出せばこの海域は本当に素晴らしい青だという事がわかるのですがあいにく曇り。それでもこの海と島のコントラストは素晴らしい。やっぱり昔の人が神様がいると言ったのにふさわしい場所です。

リーフの切れ間にはクラゲの大群・・・。
あまり好まれない状況かもしれません。このクラゲはどんな種類なのでしょうか?カツオノエボシ?ハブクラゲ?いずれにしろ、夏になったら安心してこども達と綺麗な海で泳がしてやりたい。

新しいルアーで大きいイシミーバイやトラギス、エソなどがちょこちょこ釣れました。大きいイシミーバイだけお土産して後はリリースです。

面白い奇岩が続くこの海岸線・・・。疲れた精神を癒すにはぴったりのツーリングです。
最近は仕事が忙しく、気持ちが満たされていなかったので本当に良い時間になりました。
座禅は「無」を味わうものなのでしょうが、こうした遊びは人間が自然そのものであることを思い出させてくれるので僕にはやっぱり必要です。

美しい浜も点在しますが其処に立ち入るのはためらわれます。
四角く切り出された岩肌は、昔無くなった家族の亡骸を安置する聖域だったに違いありません。肉体を自然にさらし、鳥や虫や、海の生き物に還す。風葬という古い儀式を僕は昔知った時には随分驚きました。けれども今はその形が一番自然なのかもしれないと感じています。
「野辺の送り・・・・・・」という内地の土葬の習慣のことを学生の頃授業で聞いたことがありますが、それを思い出す光景です。

僕のお気に入りはこの岩肌にぽっかり空いたこの穴。波に洗われるたび穴から潮が流れます。
この場所に来る時のひそかな楽しみです。
心の栄養を満たすことができ、明日からまた保育園の子ども達や家族の為に頑張りたいです。
そして、被災にあわれた方の為に出来ることは何か、これからも家族と一緒に話して行きたいです。
Posted by モンパの木から海へ at 18:01│Comments(2)
│シーカヤックと沖縄
この記事へのコメント
久しぶりです。 私は いつもどうりです!
たぶんみんなもふだんどうりです・・・?
でも!それで良いんです。
向こうの人も「自分と同じ陽に困って欲しい・・・」とは想わないはず・・・・!
って私はおもいます。
たぶんみんなもふだんどうりです・・・?
でも!それで良いんです。
向こうの人も「自分と同じ陽に困って欲しい・・・」とは想わないはず・・・・!
って私はおもいます。
Posted by fuyu-na- at 2011年03月29日 20:01
浮遊人(フユーナー)さんの言葉にはいつも励まされます。
僕の父は高校2年生の時亡くなりましたが、生前よく「俺の葬式だけはしんみりやるな、にぎやかにやってくれ」と笑って言っていました。
死んだものが残された家族に求めるもの・・・・・。
僕もやっぱり早く笑って暮らしてほしいです。
僕の父は高校2年生の時亡くなりましたが、生前よく「俺の葬式だけはしんみりやるな、にぎやかにやってくれ」と笑って言っていました。
死んだものが残された家族に求めるもの・・・・・。
僕もやっぱり早く笑って暮らしてほしいです。
Posted by モンパの木から海へ
at 2011年03月29日 22:38
