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2012年01月21日

樹齢30年の遊具

僕が勤める保育園の庭には、樹齢30年以上になるゆうなの木があります。
建物が移転新築した去年の3月頃・・・・。その時に、この木も掘り起こされ、この地に植えられました。
30年という歴史を見つめてきた木。30年間、様々な子ども達を育んできた木なのです。

だから、僕もこの木には特別な愛着を持っています。
植えかえられ、暫く枯れ木のようになってしまったゆうなの木に毎日ホースで井戸水を大量に注ぎました。
新芽が出たことを見つけた日は、それは、それは嬉しくて感激したものです。

そして、やがて移植から一年近くなるこの1月。
子ども達が再びこの木で存分に木登りをして遊べるようにと、以前の様にロープでネットを張りました。

樹齢30年の遊具



午前中から手掛け、夕方の園庭遊びまでには完成。
20代の頃にも同じようにこの木にロープでネットを張ったり、縄梯子をつけたりしましたが、今回の出来栄えは自分なりに満足のいく仕上がりです。

樹齢30年の遊具



製作途中に子ども達が「モンパ先生!すごーい」「夕方遊びたい!」と期待を胸にあれこれと声をかけてくれたことが嬉しく、それも手伝って心をこめて製作できました。
おおよそ4歳ぐらいの子どもからようやく登っていけるようなレベルです。


わざとちょっとだけ難しくするのは、子ども達が自然と木に登る能力を引き出すためです。
登れる子を観て「僕も登りたい」という心に火をつける。
メラメラとした意識は、子どもを伸ばすのだと感じます。

樹齢30年の遊具




夕方、今か今かと待ち焦がれていた子ども達が一斉に園庭に出て、木に群がります。
真新しいネットによじ登り、トランポリンの様に跳ねたり、ハンモッグの様に寝転んだり・・・。
大はしゃぎしてくれて僕はとても嬉しかった。

樹齢30年の遊具



その真下で指をくわえるように木の上の子ども達を見つめる子。
本当をいうと、僕はそういう子がどうにか登ってやろうと必死で食らいつく姿がみたくて作っているのです。

そして、毎日、ひとり、ひとりとその数メーター上の憧れの場所に登りつく・・・・。
その時にみせるあの晴れやか顔は、実に何とも言えないものであり、この仕事ができて、本当に良かったと思うのです。笑


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Posted by モンパの木から海へ at 22:25│Comments(2)子どもと遊び
この記事へのコメント
そこがこの前行ったあそこなら、
グッシーさんのタックルが沈んでいるはずです(笑)
Posted by rikie at 2012年01月23日 22:21
Rikieさん>
本当ですか?そいつは面白い情報ですねー。
釣りあげたらくれるかな?グッシーさん??笑

よし、ねっらってみます!
Posted by モンパの木から海へモンパの木から海へ at 2012年01月23日 22:44
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